パフォーマンスを発揮できれば働く時間は短い方がいい。そして、どこにいても関係ないという考え方です。半期ごとの粗利目標をクリアしていれば、働き方は完全に自由です。

1分でも働いたらその日は1日勤務したことになります。東京、大阪から沖縄や北海道に移住したメンバーもいますし、国内・海外を問わずワーケーションも自由です。

また、ZIZOと同業の仕事でなければ、副業も基本的に自由です。 働きやすい環境（場所、時間、やり方）で仕事をした方がよりよいものができる。誰でもできる作業を長時間やるより、価値の高いことを短時間でやる方がいい。というスタンスです。

ZIZOの給与制度は「グレード制」になっています。グレードに応じて個人の基本給の金額と粗利目標が決まります。デザイナー、エンジニアを含めた全職種のメンバーが対象です。 半年単位で、粗利目標の100%を超えたら賞与が増え、下回ったら減ります。

上司による曖昧な評価によって賞与の金額が決まるということがない、とてもクリアなルール設定になっています。 また、どこまで粗利を稼ぐかは個人の自由なので、例えば5ヶ月で100%を超えたら、残りの1ヶ月は何もしなくてもOKです。もちろん、さらに稼いで賞与を増やすこともできます。グレードも無理のない範囲で自由に決められます。

自分がやりたくない案件に無理やりアサインされるということがありません。問い合わせや紹介によって会社に新しい案件の話が来た場合、Slackの「新規案件」チャンネルで情報が共有され、立候補したメンバーが案件を担当します。複数の人が手を挙げた場合は話し合って役割分担を決めます。

立候補者がいなかった場合は、案件そのものをお断りします。 個人に直接、案件の相談が来た場合は、相談を受けた人が自由にメンバーをアサインします。声をかけられたメンバーがその案件を受けるかどうかも自由です。

また、見積もりを作成する際は、各職種のメンバーがそれぞれ費用を出し、合算したものを提出します。そのため、自分が知らない間に少ない粗利で働かされていた、ということはありません。

クライアントのさまざまな課題をよりよい形で解決するため、ZIZOでは複数の異なる専門分野を持つメンバーの能力を掛け合わせて案件のクオリティを上げるという作戦をとっています（一人が広く浅く担当するというスタイルは推奨されていません）。

そのため各メンバーは、それぞれが何らかの専門分野を持ち、日々、スキルを高める動きをしています。 仕組みとしては、同じ専門分野のメンバーが数人で集まって、「◯◯パーティー」「◯◯チーム」として活動しています。

各パーティー、チームには予算がつき、書籍や機材を購入したり、勉強会やイベントに参加したり、専門分野のスキルを活かすことのできる案件を獲得するための動きをしています。最大2つのパーティー、チームに所属することができます。

「多様性を大事にする」「個人の考えをリスペクトする」という考え方が浸透しているため、誰かに何かを強制されたり、同調圧力によって何かをしなければならない、といったストレスはほとんどありません。

また、仕事のスタイルが合わない人同士で同じプロジェクトを進めてアウトプットの質が落ちるのを避けるため、案件に参加するかどうかも各メンバーが自由に決められるようになっています。

このような関係性を前提としているため、社内のメンバーはほどよく仲の良い状態を保っていて、オフィスにいなくても普段からSlackでコミュニケーションを取り合っていたり、ZIZO FESで集まった時にはとても話が弾む、という雰囲気になっています。